【第5回】「閉経期の健康管理に役立つヨガの効果」

テーマ:ヨガが閉経期の女性の身体と心に与える効果について

閉経期は、女性にとって体の変化だけでなく、心のバランスにも影響を与える時期です。この時期に、自分の体と心を整える方法としてヨガはとても効果的です。ヨガは、ホルモンバランスをサポートし、筋力を維持し、不安感を和らげるなど、さまざまな健康効果があります。

今回は、閉経期の健康管理におけるヨガの効果について詳しく解説し、具体的なポーズも紹介します。

1. ヨガが閉経期に効果的な理由

ヨガは、呼吸法、体の動き、瞑想を組み合わせることで、体と心の両方に良い影響を与えます。閉経期の女性がヨガを取り入れることで、以下のような効果が期待できます。

1-1. ホルモンバランスのサポート

ヨガは、自律神経を整える効果があります。自律神経は、ホルモン分泌を調整する役割を持っており、ヨガを行うことでホルモンバランスの乱れを改善するのに役立ちます。

1-2. 骨密度の維持

閉経後の女性は骨粗しょう症のリスクが高まりますが、ヨガには骨に負荷をかける動作が含まれているため、骨密度を維持するのに役立ちます。

1-3. 筋力の維持と柔軟性の向上

ヨガは、筋力を強化し、関節の柔軟性を高める効果があります。閉経後の女性は筋力低下が進むため、日常生活の動作を楽にするためにも筋力維持が重要です。

1-4. 不安感やストレスの軽減

ヨガの呼吸法と瞑想は、心を落ち着かせ、不安感を和らげる効果があります。閉経期は精神的な不調が現れることが多いため、ヨガを通じてリラックスする時間を持つことが重要です。

2. 閉経期におすすめのヨガのポーズ

以下のヨガのポーズは、閉経期の女性に特に効果的です。

2-1. スプタ・バッダ・コナーサナ(仰向け合せきのポーズ)

このポーズは、骨盤周りを開き、リラックスさせる効果があります。また、腹部を開くことで、ホルモンバランスの調整に役立ちます。

やり方:

1. 仰向けになり、両膝を曲げて足裏を合わせます。

2. 両手は自然に体の横に置き、呼吸を整えます。

2-2. アド・ムカ・シュヴァーナーサナ(下向きの犬のポーズ)

このポーズは、背骨を伸ばし、血行を促進する効果があります。また、肩や背中のこりをほぐし、気持ちを前向きにさせます。

やり方:

1. 四つん這いになり、手と足を床にしっかりとつけます。

2. お尻を上に持ち上げ、背中を伸ばします。

2-3. ヴィパリタ・カラニ(脚上げのポーズ)

このポーズは、むくみを解消し、リラックス効果があります。血液の循環を良くし、気持ちを落ち着かせるのに役立ちます。

やり方:

1. 壁の近くに仰向けになり、脚を壁に向かって上げます。

2. 両手は体の横に置き、リラックスします。

3. ヨガを取り入れる際の注意点

ヨガを始める際には、次の点に注意しましょう。

• 無理をしない:体調に合わせて、自分のペースで行いましょう。

• 呼吸を意識する:ポーズを取ることよりも、深い呼吸を意識することが大切です。

• リラックスを優先する:ヨガの時間を、自分を癒す時間と考えましょう。

4. まとめ

閉経期にヨガを取り入れることで、ホルモンバランスのサポート、骨密度の維持、筋力の強化、そして不安感の軽減が期待できます。

ヨガは、体のケアだけでなく、心のケアにも効果的です。自分の体と心に優しく向き合う時間を持つことで、閉経期を前向きに乗り越えることができます。

次回は、閉経後の栄養と食事のポイントについて解説します。

【第4回】「閉経期における精神的・心理的変化について」

テーマ:閉経が女性のメンタルヘルスに与える影響と対処法

閉経期には、身体の変化だけでなく、精神的・心理的な変化も大きく影響します。多くの女性が、気分の落ち込みや不安感、集中力の低下、イライラなどの更年期障害の一環としてメンタルヘルスの不調を経験します。

これらの変化は、ホルモンの減少が主な原因です。しかし、閉経をポジティブに乗り越えるためには、変化を正しく理解し、適切な対策を取ることが重要です。

この記事では、閉経期に見られる主な精神的・心理的な変化とその対処法について解説します。

1. 閉経期のメンタルヘルスに影響を与える要因

閉経期の女性が精神的な不調を感じる主な要因は、次の3つです。

1-1. ホルモンバランスの変化

閉経に伴い、エストロゲンとプロゲステロンの分泌が大幅に減少します。このホルモンは、脳内のセロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質に影響を与えるため、気分や感情の安定に重要な役割を果たします。

ホルモンの急激な減少により、次のような症状が現れることがあります:

• 気分の落ち込み

• イライラや怒りっぽさ

• 不安感

• 集中力の低下

1-2. 身体的な不調による影響

閉経期の女性は、ホットフラッシュ、寝汗、疲労感などの身体的な不調も経験します。これらの症状が睡眠不足や慢性的な疲労につながり、精神的な不安定さを助長することがあります。

1-3. 社会的・環境的な要因

閉経の時期は、人生の大きな変化が重なる時期でもあります。

• 子育ての終わり(空の巣症候群)

• 両親の介護や見送り

• 仕事上の役割の変化

これらの環境の変化も、心理的なストレスとなることがあります。

2. よく見られる精神的・心理的な症状

閉経期に見られる主な精神的・心理的な症状を、以下にまとめます。

症状 説明

気分の落ち込み 抑うつ感が強まり、無気力になる

不安感 理由もなく不安を感じることが増える

イライラ 小さなことに怒りを感じやすくなる

記憶力の低下 物忘れが増え、集中力が低下する

不眠 夜中に何度も目が覚め、眠りが浅くなる

3. 閉経期のメンタルヘルスをケアする方法

3-1. 適度な運動を取り入れる

運動は、脳内のセロトニンの分泌を促し、気分を安定させる効果があります。特に、ヨガやウォーキングなどの軽い運動は、精神的な不調の緩和に役立ちます。

• ヨガ:呼吸法や瞑想を取り入れることで、心を落ち着かせる効果があります

• ウォーキング:外の空気を吸いながら体を動かすことで、リフレッシュ効果が得られます

3-2. 良質な睡眠を確保する

睡眠不足は、精神的な不調を悪化させる要因です。寝室の環境を整え、就寝前のリラックス習慣を身につけましょう。

• スマホの使用は控える

• リラックスできる音楽を聴く

• 就寝前のストレッチを行う

3-3. 食事に気をつける

閉経期には、脳の働きをサポートする栄養素を意識して摂取することが大切です。

• ビタミンB群:神経の働きを助ける

• マグネシウム:不安感を和らげる効果がある

• オメガ3脂肪酸:脳の健康を維持する

3-4. 必要に応じて専門家に相談する

精神的な不調が長期間続く場合は、医師やカウンセラーに相談することも重要です。ホルモン補充療法(HRT)を利用することで、症状が改善する場合もあります。

4. まとめ

閉経期における精神的・心理的な変化は、ホルモンの減少だけでなく、社会的・環境的な要因が複雑に絡み合って引き起こされます。これらの変化に対処するためには、適度な運動、良質な睡眠、栄養バランスの取れた食事が大切です。

閉経は人生の新しいステージです。この時期を前向きに捉えるためにも、心のケアを大切にしましょう。

次回は、閉経期の健康管理に役立つヨガの効果について詳しく解説します。

【第1回】「ホルモン周期と閉経の変化について」

テーマ:閉経に伴う女性の体のホルモン変化とその影響

女性の体は閉経に向かう過程で、ホルモンバランスが大きく変化します。この変化は、生理(月経)が不規則になり、最終的に閉経を迎えるまでの数年間にわたってゆっくりと進行します。この期間は「更年期」とも呼ばれ、体の内側でさまざまな変化が起きています。今回は、女性の体でどのようにホルモンが作用し、閉経期にどのような変化が現れるのかを解説します。

1. 女性のホルモン周期のしくみ

女性の体内で重要な働きをするホルモンは、エストロゲンとプロゲステロンという2つのホルモンです。これらは、視床下部、下垂体、そして卵巣の連携によって分泌されています。この3つの器官が一つのネットワークのように連携し、月経周期を調整しています。

1-1. ホルモンの分泌の流れ

• 視床下部

 脳にある視床下部は、女性の体に「次の準備をしなさい」と命令を出す指令塔です。視床下部は**GnRH(性腺刺激ホルモン放出ホルモン)**を分泌し、下垂体を刺激します。

• 下垂体

 視床下部の指令を受けた下垂体は、2つの重要なホルモンを分泌します。それが**FSH(卵胞刺激ホルモン)とLH(黄体形成ホルモン)**です。

• 卵巣

 FSHとLHが卵巣に働きかけることで、エストロゲンとプロゲステロンが分泌され、卵胞が成長します。

2. 月経周期の4つのフェーズ

女性の月経周期は平均28日間で、以下の4つのフェーズに分けられます。

① 月経期(1〜5日目)

 子宮内膜が剥がれ落ち、月経血として体外に排出される時期です。この期間は、ホルモンレベルが最も低い状態です。

② 卵胞期(6〜13日目)

 FSHの働きによって卵胞が成長し、エストロゲンの分泌量が増加します。このエストロゲンが子宮内膜を厚くし、受精卵が着床しやすい環境を整えます。

③ 排卵期(14日目前後)

 LHの急上昇によって、成熟した卵胞が卵巣から排出されます(これが排卵です)。この時期は妊娠しやすい期間でもあります。

④ 黄体期(15〜28日目)

 排卵後、卵胞の残りが黄体となり、プロゲステロンというホルモンを分泌します。このホルモンは子宮内膜を維持し、妊娠の準備をサポートします。しかし、妊娠が成立しない場合、黄体は退縮し、次の月経が始まります。

3. 閉経に伴うホルモンの変化

閉経が近づくと、卵巣の機能が低下し、ホルモンの分泌量が減少します。特にエストロゲンが減少することで、以下のような変化が現れます。

• 月経周期の乱れ

 閉経が近づくにつれ、月経周期が不規則になります。排卵が起こらない周期が増え、月経が飛ぶこともあります。

• エストロゲンの減少

 エストロゲンが減ると、体内のさまざまな器官に影響を与えます。骨密度が低下したり、ホットフラッシュ(顔や体が急に熱くなる症状)が起こったりするのも、このホルモンの減少が原因です。

まとめ

ホルモンは女性の体にとって重要な働きを担っています。月経周期は、視床下部、下垂体、卵巣の連携によって調整され、エストロゲンとプロゲステロンのバランスが女性の健康を支えています。しかし、閉経が近づくとこれらのホルモン分泌が減少し、体にさまざまな変化が起こります。

次回は、閉経期における身体的な変化に焦点を当て、骨密度や筋力、関節の変化について詳しく解説します。

【第2回】閉経期の身体的変化とその影響

テーマ:閉経に伴う骨密度、筋力、関節の変化について

閉経期に女性の体で起こる大きな変化のひとつが、骨、筋肉、関節に関する変化です。これらの変化は、加齢とともに誰にでも起こるものですが、エストロゲンの急激な減少がこれに拍車をかけます。今回は、閉経に伴う骨密度、筋力、関節の柔軟性の変化について詳しく解説します。

1. 骨密度の低下と骨粗しょう症のリスク

エストロゲンは、骨の健康を保つ上で重要なホルモンです。骨は常に新しい組織が作られ、古い組織が破壊される「骨のリモデリング」と呼ばれるプロセスを繰り返しています。このバランスを保つために、エストロゲンが欠かせません。

1-1. 骨密度の低下

閉経後、エストロゲンの分泌量が急激に減少すると、骨の形成速度が遅くなり、破壊される骨の量が増えます。その結果、骨密度が低下し、骨が脆くなります。これにより、骨粗しょう症のリスクが高まります。

1-2. 骨粗しょう症のリスク

骨粗しょう症とは、骨の密度と強度が低下して、骨折のリスクが大幅に高まる状態です。特に次の部位が骨折しやすくなります:

• 背骨(脊椎)

• 腰の骨(腰椎)

• 大腿骨

これらの部位が骨折すると、日常生活に大きな支障をきたします。転倒による骨折のリスクを減らすためにも、閉経後の骨密度の管理が重要です。

2. 筋力の低下と筋肉量の減少

閉経後、女性の筋力も低下します。これを**サルコペニア(加齢性筋肉減少症)**と呼びます。特に、下半身の筋力低下が顕著で、立ち上がる、歩くといった日常の動作に影響を与えます。

2-1. 筋力の低下が引き起こす影響

筋力が低下すると、次のような影響が見られます:

• 転倒のリスクが高まる

• 姿勢が悪くなる

• 日常生活の動作が困難になる

筋肉は、骨を支えるだけでなく、姿勢を保つのにも必要です。筋力が低下すると、膝や腰に負担がかかり、関節痛が生じることもあります。

3. 関節の柔軟性の低下と関節痛

エストロゲンは、関節の柔軟性を保つ役割も担っています。しかし、閉経後にエストロゲンが減少すると、関節の動きが硬くなり、痛みを感じるようになります。

3-1. 関節の変化が引き起こす影響

• 軟骨がすり減る

• 関節の動きが制限される

• 炎症が起きて痛みを伴う

特に膝、腰、手首などの関節に痛みが現れることが多く、これにより運動量が減少し、筋力がさらに低下するという悪循環に陥ることがあります。

4. 閉経後の骨、筋肉、関節を守るための方法

閉経後の骨密度、筋力、関節の柔軟性を維持するためには、次のような方法が効果的です。

4-1. 骨を強化する運動

• ウォーキング

• ヨガ

• 筋力トレーニング

骨は、適度な負荷をかけることで強くなります。定期的な運動を習慣にすることで、骨の健康を保つことができます。

4-2. 筋力を維持する栄養管理

• カルシウム

• ビタミンD

• タンパク質

これらの栄養素をしっかりと摂取することで、骨密度を維持し、筋力の低下を防ぐことができます。

まとめ

閉経に伴う身体的な変化として、骨密度の低下、筋力の減少、関節の柔軟性の低下が挙げられます。これらは年齢を重ねるにつれて誰にでも起こる自然な変化ですが、エストロゲンの減少によって進行が加速します。日常生活の中で、適度な運動と栄養管理を行うことで、これらの変化の進行を遅らせ、健康を維持することができます。

次回は、閉経後のホルモン補充療法(HRT)について詳しく解説します。

アイアンガーヨガと更年期

アイアンガーヨガは、B.K.S.アイアンガー師によって開発されたヨガの一形態で、正確なアラインメント(身体の位置合わせ)に重点を置き、そのためのプロップス(補助具)を用いて行います。

更年期の症状を和らげるために、アイアンガーヨガは非常に役立つと言われています。

以下に、その理由とおすすめのポーズをいくつか紹介します。

アイアンガーヨガの特徴

アイアンガーヨガは、身体の正確な位置取りを強調し、そのための補助具(ボルスター、ブロック、ベルトなど)を積極的に使用します。これにより、個々のニーズや体の状態に合わせてヨガポーズをカスタマイズすることが可能です。

更年期の症状の緩和

ホルモンバランスの変動による更年期の症状には、アイアンガーヨガのアーサナや呼吸法が効果的であると言われています。特に、血行を促進し、内分泌系のバランスを整えることで、症状の緩和が期待できます。

おすすめのポーズ

  • サルワンガアーサナ(肩立ちのポーズ): 甲状腺を刺激し、ホルモンのバランスを助ける。
  • セーツバンダアーサナ(橋のポーズ): 自律神経のバランスを整え、リラックスさせる。
  • ヴィパリータカラニ(寝転んで壁に足を預けるポーズ): 下半身の血流を改善し、リラックス効果がある。

注意点

更年期の症状や身体の状態に応じて、適切なポーズや補助具の使用方法を選ぶことが重要です。専門的な指導の下で行うことをおすすめします。

アイアンガーヨガは、緻密で詳細な指導により、更年期の女性たちにも安全かつ効果的にヨガを実践する手助けをしてくれます。更年期の症状に悩む方々には、アイアンガーヨガのクラスやワークショップを探して、試してみることをおすすめします。

ヨガスタジオ・あさかでは

全てのクラスがアイアンガーヨガスタイルです。

正式な認定指導員による指導を行っております。

更年期とヨガ(2)

参考書籍:Iyengar-Yoga in der Menopause

冒頭にBKSアイアンガー師の更年期についてのインタビューがあります。

そこに記されている内容が更年期を迎えている人に勇気を与えれくれます。

私たちが更年期と聞くと、何か良からぬことが起きるのでは?など漠然とした不安を覚えてしまいます。

一生のうちに起きる4つのライフスタイル変化

1、幼少期から学齢期

人生の最初の段階。身体的な学習機関。

2、家族生活期

人生の第2段階では、子供、家族、友人等に焦点が当てられる。

女性が中心となる非常に活動的な時期。

3、リタイア期

人生の第3段階。おおよそ50歳から60歳。

より良い人生のために精神的な修行を強化する時期。

自然の中を散歩したり、瞑想しながら時間を過ごしましょう。

日々のストレスから解放されます。

そして母なる地球と触れ合う。

4、世間からの離脱期

老化と内面の成長の追求。

世俗的なことにやや義務をおいながら放棄すること。

ポイント:アイデンティティの再構築

更年期はライフステージの第3期

ここで私たちは、アイデンティティを見つめ直すことが必要となります。

家庭人として仕事(家事や育児)をしてきた人にとって特に必要です。

誰かの奥さん、誰かのお母さん、⚫︎⚫︎会社の人

社会的な肩書きの下に埋もれさせてしまった自分を失っている人は発掘する必要があります。

実際には何を?(ここからは私の話です)

自分が本当に望んでいる事は何?

好きな食べ物は?

子どもが好きなおかずじゃなくて自分は?

行きたいところはある?みたい映画は?

美術館は?

行きたい国は?旅行に行くならどこに?

初めからそんなに自分をしまい込んでいない人にはピンとこない話しかもしれません。

数年前からアイデンティティ探しをしている私です。

どこに行っても、何をしてもまだしっくりこないことが多いのですが

色々と挑戦してみようと思います。

小さなことでも、我慢したり言えなくて終わることが無いようにしたいかな

ちなみに今年中にやってみたいこと

一人旅(国内もしくは海外)

サーフィン

ちなみに今年やってみたこと

買い物の時に値札で決めない(一番欲しい物意外買わない)

本心を伝える(スマートに伝える方法を工夫する)

眉毛サロン、まつげパーマ(気持ちもクルッと上がる♡)

映画を久しぶりに見に行った

ボディボード(10年ぶりだった楽しかった♡)

スマホゲームを嫌になるまでやった(笑)

更年期とヨガ

アイアンガーヨガでは更年期と呼ばれる時期の捉え方、ヨガで取り組める内容を教えてくれています。

BKSアイアンガー師の娘であるギータアイアンガー師がそれらをまとめた本を出版しています。しかし、現在のところその本はドイツ語での出版のみで日本語訳が出版されていません。

一日も早く日本語訳が出るのを待ち望んでおります。

この書籍は更年期の女性に向けたヨガ実践や生活スタイルのアドバイスを提供し、ヨガが内的な認識と調和に貢献できることを強調しています。

参考書籍:Iyengar-Yoga in der Menopause

著者:Geeta S. Iyengar , Rita Keller , Kerstin Khattab 

更年期の女性へのアドバイスが満載

  1. 運動習慣の適応:
    更年期において、運動習慣を築くことの重要性が強調され、ヨガがその一部として推奨されています。
  2. アーサナの配置:
    アーサナ(ヨガのポーズ)は、閉経前から閉経後にかけて、スパイラル状に配置されるべきです。これにより、個々の体質に合わせたポーズの練習が可能になります。
  3. 内的認識とヨガ:
    ヨガは内的な認識を深める手段であり、異なる文化や信念背景の人々に共通して適用可能です。
  4. ヨガの平等性:
    ヨガは全ての人に平等で、特定のヨガ用具がなくても代替方法が存在します。
  5. 女性のアイデンティティと更年期:
    更年期の女性は、感情やホルモンの変動を経験し、新しいアイデンティティを見つけることができます。

■更年期の女性に対してヨガはおすすめで、内面の調和と自己認識に寄与

更年期において女性の体は多くの変化を経験しますが、ヨガの実践はこれらの変化に対処し、心身のバランスを保つ助けとなります。

アーサナ(ポーズ)の実践は身体的な健康に寄与し、またヨガは内的な認識を深め、ストレスの軽減や感情の安定にも効果があります。

ヨガは個人の体質や背景に応じてアプローチが変わるため、多くの人々がそれぞれのニーズに合わせてヨガを実践することができます。