第4回:ヴァータ優勢の更年期に役立つオイルケアとマッサージ

更年期において、特に「ヴァータ」が優勢になると、乾燥や冷え、不安感といった症状が現れやすくなります。アーユルヴェーダでは、このような状態を和らげるために「オイルケア」と「マッサージ」を重要視しています。

この記事では、ヴァータ優勢の更年期におすすめのオイルと、それを使った具体的なケア方法についてご紹介します。

オイルが持つ力

アーユルヴェーダでは、オイルは「ヴァータ」を鎮めるための最も効果的なツールの一つとされています。ヴァータの特徴である「乾燥」や「冷たさ」に対して、オイルは以下のような効果をもたらします。

• 保湿効果: 肌や髪、粘膜の乾燥を防ぎます。

• 温熱効果: 冷えた体を温め、血行を促進します。

• リラクゼーション: マッサージによるストレス軽減や不安感の緩和。

• 毒素排出: マッサージによってリンパの流れを促進し、体内の老廃物を排出します。

おすすめのオイル

ヴァータを鎮めるには、以下のオイルが特に効果的です

1. セサミオイル(ごま油)

• ヴァータを鎮める効果が最も高いオイル。

• 温かくして使用することで、さらに効果が高まります。

2. マンダール油

• アーユルヴェーダでよく使用されるオイル。

• 鎮静効果があり、乾燥肌や不眠にも役立ちます。

3. ココナッツオイル

• 夏場や体が熱を持っている場合におすすめ。

• 鎮静効果と保湿力を兼ね備えています。

4. ギー(精製バター)

• 肌に塗るだけでなく、食事にも取り入れられる万能オイル。

• 深い保湿効果とリラクゼーションをもたらします。

オイルマッサージ(アビヤンガ)のやり方

アーユルヴェーダでは、オイルマッサージ「アビヤンガ」を日常に取り入れることで、ヴァータを効果的に鎮めることができるとされています。以下は、自宅で簡単にできるマッサージ方法です。

準備するもの

• 温かいセサミオイル(またはお好みのオイル)

• タオル(マッサージ後の拭き取り用)

• 温かいお風呂またはシャワー

手順

1. オイルを温める

小皿に必要量のオイルを取り、湯煎または電子レンジで人肌程度に温めます。

2. 全身にオイルを塗布

足、手、胴体の順に、オイルを優しく塗り広げます。特に乾燥が気になる部分には多めに塗りましょう。

3. 優しくマッサージ

• 円を描くようにマッサージ:関節部分(膝、肘など)。

• 直線的にマッサージ:腕や脚などの長い部位。

• 頭皮や耳の後ろも忘れずに。

4. リラックスする

マッサージ後、10~15分間リラックスしてオイルを浸透させます。この間に瞑想や深呼吸を行うのも効果的です。

5. オイルを洗い流す

温かいお湯でシャワーを浴びるか、湯船に浸かりながらオイルを洗い流します。石けんは必要最低限に。

ポイント

• 毎日行うのが理想: 毎日が難しい場合は週に2~3回でも十分効果があります。

• 朝の時間帯に行う: 体が冷えている朝に行うと、エネルギーを高める効果も得られます。

• 温かい場所で行う: 体を冷やさないよう、温かい部屋で行いましょう。

その他のオイルケア

1. 頭皮マッサージ

• 頭皮にオイルをなじませ、指先で軽く揉み込むようにマッサージします。

• 頭痛や不眠を緩和し、髪の乾燥にも効果的です。

2. 足裏マッサージ

• 就寝前に足裏にオイルを塗り、軽く押しながらマッサージします。

• 深いリラックスと快眠を促します。

まとめ: オイルでヴァータを穏やかに整える

オイルマッサージは、更年期におけるヴァータ優勢の症状を和らげるためのシンプルで効果的な方法です。忙しい日々の中で少しでも自分を労わる時間を作り、オイルケアを取り入れてみましょう。心身が落ち着き、より快適な毎日を過ごす手助けとなります。

次回の記事では、「ヴァータ優勢の更年期に適した食事と具体的なレシピ」をご紹介します。お楽しみに!

【予定表】2024年9月予定表

いつもありがとうございます。

9月予定表をお知らせします。

暑さはまだまだ続いていますが、少し秋を感じる事もあって落ち着きます。

9月もよろしくお願いします。

【お知らせ】10月予定表

暑さもほんの少しですが落ち着いて、秋を感じられるようになってきました。秋も楽しみがいっぱいで楽しみですね🎵

予定表をご覧いただきありがとうございます。

ヨガは継続的に練習することでより良い効果が期待できます。

ご自身のご都合に合わせながら無理なく続けていくことが一番と思います。

健康な体と心を目指して10月も頑張りましょう。

よろしくお願いいたします。

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