アーユルヴェーダ 11月の過ごし方

アーユルヴェーダはインドの伝統的な健康学であり、体質や季節、自然のリズムに合わせて生活することを重視しています。

日本の11月は秋から冬へと移り変わる時期ですので、その点を考慮しながら、アーユルヴェーダの視点からのアドバイスをいくつかお伝えします。

ギー(無塩バターから生成

アーユルヴェーダでは、冷えた体を温めるために、ギー(※クラリファイドバター)の摂取が推奨されます。これらは身体を内側から温め、乾燥した肌や髪を保護します。

食べる以外にも軟膏のように用います。

暖かい飲み物

暖かいハーブティーやスパイスティーを摂取することで、体を温めることができます。特にジンジャーやターメリックは、冷え性や風邪の予防に役立つと言われています。

温かい食事

温かいスープや煮物を多く摂ることで、体を温め、消化を助けます。根菜スープ、お鍋、おでん等

オイルマッサージ

セサミオイルやアーモンドオイルを使用して、全身または手足をマッサージすることで、血行を良くし、乾燥を防ぐことができます。

冷えを避ける

足元を暖かく保つ、重ね着をするなどして、冷えを防ぐことが大切です。

早寝早起き

日の出とともに目を覚まし、日の入りとともに休息することで、自然のリズムに合わせた生活ができます。

瞑想や呼吸法

内面のバランスを保つために、瞑想やアーユルヴェーダの呼吸法を実践することがオススメです。

11月の日本は乾燥しやすく、冷えも気になる時期です。アーユルヴェーダの考え方を取り入れることで、心身のバランスを保ち、健やかに過ごす手助けとなるでしょう。

※ギーとは

ギー「Ghee」は英語では「クラリファイドバター」とも呼ばれるもので、通常のバターを熱して水分や乳固形分を取り除いたものです。具体的には、バターをゆっくりと加熱し、固形物や焦げやすい部分を取り除き、澄んだ油部分だけを残す方法で作られます。

クラリファイドバターの特徴

  1. 保存性が高い: 乳固形分や水分が取り除かれるため、常温で長期間保存することができます。
  2. 煙点が高い: 一般的なバターや植物油よりも煙点が高いため、高温での調理に適しています。
  3. 風味が豊か: 独特の香ばしさや風味があり、料理の味を引き立てます。
  4. 栄養価: ギーにはビタミンA、E、そして抗酸化物質が豊富に含まれていると言われています。

インドの伝統医学であるアーユルヴェーダでは、ギーは健康に良いとされ、多くの料理や治療に使用されています。

アイアンガーヨガと更年期

アイアンガーヨガは、B.K.S.アイアンガー師によって開発されたヨガの一形態で、正確なアラインメント(身体の位置合わせ)に重点を置き、そのためのプロップス(補助具)を用いて行います。

更年期の症状を和らげるために、アイアンガーヨガは非常に役立つと言われています。

以下に、その理由とおすすめのポーズをいくつか紹介します。

アイアンガーヨガの特徴

アイアンガーヨガは、身体の正確な位置取りを強調し、そのための補助具(ボルスター、ブロック、ベルトなど)を積極的に使用します。これにより、個々のニーズや体の状態に合わせてヨガポーズをカスタマイズすることが可能です。

更年期の症状の緩和

ホルモンバランスの変動による更年期の症状には、アイアンガーヨガのアーサナや呼吸法が効果的であると言われています。特に、血行を促進し、内分泌系のバランスを整えることで、症状の緩和が期待できます。

おすすめのポーズ

  • サルワンガアーサナ(肩立ちのポーズ): 甲状腺を刺激し、ホルモンのバランスを助ける。
  • セーツバンダアーサナ(橋のポーズ): 自律神経のバランスを整え、リラックスさせる。
  • ヴィパリータカラニ(寝転んで壁に足を預けるポーズ): 下半身の血流を改善し、リラックス効果がある。

注意点

更年期の症状や身体の状態に応じて、適切なポーズや補助具の使用方法を選ぶことが重要です。専門的な指導の下で行うことをおすすめします。

アイアンガーヨガは、緻密で詳細な指導により、更年期の女性たちにも安全かつ効果的にヨガを実践する手助けをしてくれます。更年期の症状に悩む方々には、アイアンガーヨガのクラスやワークショップを探して、試してみることをおすすめします。

ヨガスタジオ・あさかでは

全てのクラスがアイアンガーヨガスタイルです。

正式な認定指導員による指導を行っております。