ヨガの哲学って何となく聞いたことがありますか?興味がありましたら簡単に紹介しますので読んで見てくださいね♪
ヨガスートラ
ヨガスートラ(Yoga Sutras)は、古代インドの哲学者であるパタンジャリ(Patanjali)によって書かれた、ヨガの哲学的なテキストです。
ヨガスートラは、紀元前2世紀から4世紀ごろに成立したとされており、ヨガの実践と哲学に関する基本的な原則や指針を提供しています。
ヨガスートラは、サンスクリット語で書かれ、非常に簡潔な形式で記述されています。本文は196節から成り立ち、4つの章(パーダ)に分かれています。これらの章は次のようになっています。
サマーディ・パーダ (Samadhi Pada)(51節)
この章では、ヨガの目的である統一意識(サマーディ)について説明され、ヨガの本質と目的が紹介されます。ヨガの実践における基本的な概念として、集中力、忍耐、意志力などが議論されます。
サーダナ・パーダ (Sadhana Pada)(55節)
この章では、ヨガの実践方法に焦点を当てます。具体的な実践方法であるアシュタンガ・ヨガ(8つの階層化されたヨガの実践)が紹介され、身体的な修練から精神的な集中力への段階的な進化が説明されます。アーサナ、プラーナヤーマ、ディヤーナなどが含まれます。
ヴィブーティ・パーダ (Vibhuti Pada)(55節)
この章では、ヨガの実践によって達成される可能性に焦点を当て、超自然的な力や能力について議論されます。これらの力についての知識とその使用方法が提供されますが、これらの力を追求することがヨガの本質から逸脱しないよう注意が必要です。
カイヴァルヤ・パーダ (Kaivalya Pada)(35節)
最終章では、絶対的な自己解放(カイヴァルヤ)について説明されます。この章では、ヨギが自己と宇宙の本質を理解し、すべての束縛から解放される状態を達成する方法が議論されます。ヨガの究極の目標に焦点が当てられます。
ヨガスートラは、ヨガの実践、哲学、精神的な成長に関する指針を提供し、ヨガ実践者や哲学者にとって重要なテキストとされています。
特に、ヨガのアシュタンガ・ヨガ(8つの要素の実践法)は、ヨガの基本的な教えとして広く受け入れられています。