スタジオ・あさかヨガ 終了のお知らせ

拝啓

日頃より「スタジオ・あさかヨガ」をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。

このたび、諸事情により、当スタジオは 2025年3月31日 をもちまして終了することとなりました。

これまで、多くの皆さまに支えられ、共にヨガの時間を共有できたことを心より感謝申し上げます。ヨガでの学びや経験が、皆さまのこれからの健康と心の安定に少しでもお役に立てれば幸いです。

また、現在お持ちの回数券の取り扱いにつきましては、残りの回数分を返金させていただきます。

なお、直接お会いできない場合には電子マネー、銀行振り込み等で対応いたしますのでご連絡ください。

恐れ入りますが、返金対応期限は2025年4月30日までとさせていただきます。

ご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせください。

最後になりますが、これまでのご支援と温かいご声援に深く感謝申し上げます。

皆さまの今後の健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

敬具

スタジオ・あさかヨガ
久保幸子
メール: studioasaka.yoga@gmail.com

ヨガ初心者のための基礎ガイド③「ヨガを続けるとこんな変化が!初心者が感じる心と体の変化」

こんにちは!これまでの記事では、ヨガの基本や初心者の不安解消についてお話ししました。今回は、ヨガを続けることでどんな変化が現れるのかをご紹介します。

「ヨガを始めてみたいけど、どんな効果があるの?」
「本当に続けることで変わるのかな?」

そんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか?実は、ヨガを続けることで心と体にさまざまな嬉しい変化が現れるんです!

今回は、ヨガ初心者が感じる5つの変化を詳しくお伝えします。


① 体が柔らかくなる!

最も多くの人が感じる変化が、体の柔軟性がアップすることです。最初は「体が硬い…」と感じても、少しずつ筋肉や関節がほぐれていきます。

🌿 ヨガを続けることで得られる柔軟性の変化
✔ 前屈で手が床に近づくようになる
✔ 肩や背中のこりが和らぎ、姿勢が良くなる
✔ 股関節が柔らかくなり、足の疲れが減る

💡 ポイント
「最初は全然曲がらなかったけど、気づいたら楽に前屈できるようになっていた!」という声も多いですよ。無理をせず、自分のペースで続けることが大切です。


② 姿勢が良くなり、疲れにくくなる!

ヨガでは体幹(インナーマッスル)を意識してポーズを取るため、自然と姿勢が整っていきます。

🌿 姿勢が良くなるとこんな効果が!
✔ 猫背や反り腰が改善され、見た目がスッキリ
✔ 肩こりや腰痛が軽減する
✔ 長時間のデスクワークでも疲れにくくなる

💡 ポイント
ヨガのポーズは、正しい姿勢を意識することで効果が倍増! 日常生活でも姿勢を気にする習慣がつき、体の負担が減っていきます。


③ 心が落ち着き、ストレスが減る!

ヨガの深い呼吸とゆったりした動きは、自律神経を整え、心をリラックスさせる効果があります。

🌿 ヨガで得られる心の変化
✔ イライラや不安が和らぎ、気持ちが落ち着く
✔ 仕事や家事の合間でも、呼吸を意識してリフレッシュできる
✔ 自分の感情に気づきやすくなり、ストレスをコントロールできる

💡 ポイント
「ヨガを始めてから、なんとなく心が穏やかになった気がする」という方も多いです。忙しい日常の中で、自分と向き合う時間を作ることで、心の余裕が生まれます。


④ 体の不調が改善される!

ヨガを続けることで、慢性的な体の不調(肩こり、腰痛、冷え性など)が和らぐことがあります。

🌿 ヨガで改善が期待できる不調
肩こり・首こり → 肩回りの筋肉がほぐれ、血流が良くなる
腰痛 → 体幹が鍛えられ、腰への負担が軽減
冷え性 → 血行が促進され、手足の冷えが改善

💡 ポイント
ヨガは「予防」や「改善」にも効果的。無理のない範囲で体を動かしながら、少しずつ体のバランスを整えていきましょう。


⑤ 自分に自信が持てるようになる!

ヨガを続けていると、体だけでなく心にもポジティブな変化が現れます。

🌿 ヨガがもたらす内面的な変化
✔ 小さな達成感を積み重ねることで、自信がつく
✔ 自分の体や心の変化に気づき、「自分を大切にしよう」と思える
✔ 周りと比べず、「自分のペースでいいんだ」と思えるようになる

💡 ポイント
ヨガは、「できる・できない」を競うものではなく、自分自身と向き合う時間です。ポーズがうまく取れなくても、続けることで得られる成長や気づきが大きな自信につながります。


ヨガで感じる変化を、あなたも体験してみませんか?

体が柔らかくなる
姿勢が良くなり、疲れにくくなる
心が落ち着き、ストレスが減る
体の不調が改善される
自分に自信が持てるようになる

ヨガを続けることで、体も心も少しずつ変化していきます。 最初は小さな変化かもしれませんが、その積み重ねが大きな成長につながります。


スタジオ・あさかヨガの2回体験レッスンで変化を実感!

「私もヨガを始めてみたい!」と思ったら、ぜひスタジオ・あさかヨガの2回体験レッスンにご参加ください!

📍 今なら2回体験レッスン 2000円!
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初心者向けクラスで、ヨガを体感してみましょう!


次回予告:「ヨガクラスの流れを徹底解説!初めてでも安心して参加できる」

次回は、**「実際のクラスはどんな雰囲気?」**を詳しくご紹介!初めての方でも安心して参加できるクラスの流れを解説します。お楽しみに!

🌿 ヨガで体と心を整え、毎日をもっと快適に過ごしましょう!

ヨガ初心者さんのための基礎ガイド②「ヨガ初心者のよくある不安とその解決法」

こんにちは!前回の記事では、「ヨガってどんなもの?」についてお話ししました。

「ヨガに興味はあるけど、ちょっと不安…」
「私にもできるかな?」

そんな気持ちで迷っている方も多いのではないでしょうか?

今回は、ヨガ初心者が抱きやすい5つの不安とその解決法をお伝えします!「あ、私もこれ気になってた!」と思うことがあるかもしれません。ヨガを始める一歩を踏み出すきっかけになれば嬉しいです!


① 体が硬いけど、大丈夫?

✅ 解決法:ヨガは「柔軟性」を高めるためにするもの!

「体が柔らかくないとヨガはできない」と思っていませんか?実は、その逆です!ヨガを続けることで、徐々に柔軟性が上がっていきます。

🌿 ヨガではこんなことを意識します!
✔ 体の硬さは気にせず、「気持ちよく伸びているか」を大切にする
✔ 無理に深く曲げる必要はない!自分のペースでOK
✔ プロップス(ブロックやベルト)を使うと、無理なくポーズが取れる

🧘‍♀️ 体が硬くてもできるヨガポーズ
✅ 山のポーズ(ターダーサナ):姿勢を整えるだけでOK!
✅ ねじりのポーズ:背骨をほぐし、動きやすくなる
✅ 座って前屈(パスチモッターナーサナ):ベルトを使えば無理なくできる

体の硬さを気にせず、「今の自分が気持ちよく動けること」を大切にしましょう!


② 運動が苦手でもできる?

✅ 解決法:「ヨガは競技じゃない!」

ヨガはスポーツのように「勝ち負け」や「上達のスピード」を気にするものではありません。「自分のペース」でゆっくり進められるのがヨガの魅力です!

🌿 運動が苦手な方にヨガがおすすめな理由
✔ 激しく動かないので、体力に自信がなくてもOK
✔ 自然呼吸で無理なくできる
✔ できる範囲で動くだけでも、十分に効果がある

ヨガは、「できる・できない」ではなく、「心地よく動けているか」が大切!


③ ヨガって難しそう…ついていけるかな?

✅ 解決法:「初心者向けのクラスなら、安心して始められる!」

初めてヨガをする方の多くが「ポーズが難しそう」と感じます。でも、初心者向けのクラスでは、基本のポーズをゆっくりと説明しながら進めるので安心です!

🌿 スタジオ・あさかヨガの初心者向けクラスでは…
シンプルなポーズから練習するので、無理なく学べる
ポーズのコツを細かく説明するので、わかりやすい
「初めての方が多い」クラスだから、気後れする必要なし!

「やってみたら意外と大丈夫だった!」「からだを動かすと気持ちいい」と感じる方が多いですよ!


④ どんな服装や持ち物が必要?

✅ 解決法:「ヨガはシンプルな準備でOK!」

ヨガを始めるのに特別な道具は必要ありません。最低限、動きやすい服であればOK!

🌿 ヨガを始めるときの準備リスト
動きやすい服(Tシャツ+レギンスでOK!)
ヨガマット(最初はレンタルでOK)
タオル(汗を拭くのにあると便利)

💡 スタジオ・あさかヨガでは、レンタルマットをご用意しています!「とりあえず試してみたい」という方も、気軽に参加できますよ♪

特別な準備なしで気軽に始められるのが、ヨガの良いところ!


⑤ 続けられるか不安…

✅ 解決法:「まずは体験レッスンで、ヨガを体感してみよう!」

「続けられるかどうか」は、実際にやってみないとわからないですよね。でも、最初から「毎週通おう!」と決める必要はありません!

🌿 こんな方におすすめ!
まずは、体験レッスンで雰囲気をチェック!
週に1回、無理のないペースで始める

💡 スタジオ・あさかヨガでは、2回の体験レッスンをご用意しています!「どんな雰囲気か知りたい」「先生やクラスの様子を見てみたい」という方にぴったりです。

「続けられるか?」ではなく、「まずは気軽に2回試してみる!」のがポイント!

ヨガを始めるのに、心配はいりません!

体が硬くても大丈夫! → ヨガを続けることで、少しずつ柔軟性UP
運動が苦手でもOK! → 自分のペースでゆったり動ける
ついていけるか不安でも安心! → 初心者向けクラスでゆっくり学べる
特別な準備は不要! → 動きやすい服だけでOK
続けられるか心配でも、まずは1回体験してみよう!

ヨガを始めるのに「準備万端」じゃなくても大丈夫!気軽に試してみることが、ヨガの第一歩です。


まずは体験レッスンで、ヨガを体感してみよう!

「ヨガをやってみたいけど、不安がある…」という方は、ぜひスタジオ・あさかヨガの体験レッスンへ!

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初心者向けクラスで、ヨガの心地よさを体験してみませんか?

ヨガ初心者さんのための基礎ガイド①「ヨガってどんなもの?」

こんにちは!これからヨガを始めてみようと考えている皆さんへ

「ヨガに興味はあるけれど、何から始めたらいいのかわからない」

「身体が硬いけど、ヨガってできるの?」

「運動が苦手だけど大丈夫?」

そんな疑問や不安をお持ちの方に、ヨガの基本から実践方法までわかりやすく解説していきます。今回はシリーズ第1回目として、「そもそもヨガとは何か?」についてお話しします。

ヨガとは?

ヨガは、心と体のバランスを整えるための実践であり、哲学でもあります。もともとはインドで生まれた伝統的な修行法で心身の調和を目指します。

現代では、健康維持やストレス解消を目的に、多くの人がヨガを楽しんでいる人が多いです。

ヨガを始めるメリット

「ヨガを始めるとどんな良いことがあるの?」と思う方もいるかもしれません。ヨガには以下のようなメリットがあります。

✨ 身体が柔らかくなる

 → ヨガのポーズを続けることで、徐々に柔軟性が向上します。

✨ 姿勢がよくなる

 → 背筋が伸び、猫背や肩こりの改善が期待できます。

✨ ストレスが減る

 → ゆっくりした呼吸と動きが心を落ち着かせ、リラックス効果をもたらします。

✨ 運動不足解消になる

 → 無理なく全身を動かすので、運動が苦手な方でも取り組みやすいです。

ヨガを始める前に準備するもの

「ヨガを始めるには何が必要?」と気になる方もいるかと思います。最低限、以下のものがあればOKです!

✔ ヨガマット(床での滑りを防ぎ、ポーズを快適にする)

✔ 動きやすい服装(伸縮性のあるウェアがベスト)

初心者の方は、最初はヨガスタジオでインストラクターの指導を受けるのもおすすめです。

ヨガを始める第一歩として、まずは「ヨガは気軽に楽しめるもの」と知ってもらえたら嬉しいです。ぜひ次回もチェックしてみてくださいね!

🧘‍♀️ スタジオ・あさかヨガ

『ヨーガの樹(The Tree of Yoga)』B.K.S.アイアンガー著より…5

B.K.S.アイアンガーの『ヨガの樹』を読み進めるうちに、ヨガの本質が単なるポーズの習得ではなく、心と体の深いつながりを育むものだということを改めて実感しました。本書は、一度読んで終わるものではなく、実践を重ねるごとに新たな気づきをもたらしてくれる本だと感じます。

今回は、この本を読んで「これから実践していこうと思うこと」と、「繰り返し読んで再発見し続けるだろう」と思ったことについて書いていきます。

① これから実践していこうと思うこと

1. ヨガの「根」を大切にする – ヤマ・ニヤマを日常生活で意識する

ヨガの樹において、ヤマ(禁戒)とニヤマ(勧戒)は根の部分にあたります。本書を読むまで、ヤマ・ニヤマの実践については「ヨガの哲学」として理解しているつもりでしたが、それを日常の行動レベルで意識できていなかったことに気づきました。

• アヒムサ(非暴力) – 自分に対しても優しくする。無理な練習をせず、体の声を聞く。

• サントーシャ(知足) – 「もっと上手くなりたい」と思う気持ちと、「今の状態を受け入れる」気持ちのバランスを取る。

• スワディヤーヤ(学習) – ヨガの哲学や身体の使い方を、継続して学び続ける。

これからは、ヤマ・ニヤマを単なる知識としてではなく、日々の選択の中で実践できるように意識していきたいと思います。

2. 努力しすぎず、でも怠らない – アーサナの練習の質を高める

『ヨガの樹』では、ヨガの成長には「努力・気づき・喜び」のプロセスがあると書かれています。特に、「努力」の段階で力みすぎることが、ヨガの本質から遠ざかることにつながると感じました。また同時に心地よさだけを追求してもそれもヨガの本質からは遠ざかってしまうとも感じました。

• ポーズを「完成させる」ことにとらわれず、「今どんな感覚があるか」を観察する。

• 身体の各部分がどう働いているか、どこに力を入れ、どこをリラックスさせるべきかを丁寧に探る。

• 練習を「義務」ではなく、「探求」として楽しむ。

努力しすぎて緊張したり、逆に怠けてしまったりせず、適切な努力と気づきを持ち続けることを意識していきます。

3. 呼吸を通じて、体と心をつなぐ – プラーナーヤーマを習慣にする

本書を読んで、呼吸のコントロール(プラーナーヤーマ)が、ヨガの成長において重要な要素であることを再認識しました。これまでは、アーサナに意識が向きすぎていて、呼吸の練習をおろそかにしていた部分がありました。

• ヨガの練習前後に、短い時間でも呼吸法を取り入れる。

• アーサナを取るときに、呼吸の質を意識し、自然に深まるように調整する。

• 日常の中でも、ストレスを感じたときに呼吸に意識を向け、心を落ち着かせる。

呼吸は、体と心をつなぐ架け橋。この意識を持つことで、ヨガの練習だけでなく、日々の過ごし方にも変化が生まれるはずですね。

② これからも繰り返し読んで、再発見し続けること

この本を読み終えた今、強く感じるのは「一度読んだだけでは終わらない」ということです。ヨガの練習を続ける中で、何度も戻ってきて、新しい気づきを得られる本だと思います。

1. 自分の成長とともに、理解が深まる

ヨガの練習を続けると、最初は気づかなかったことが見えてくるものです。例えば、最初に読んだときにはピンとこなかった「プラティヤハーラ(感覚の制御)」の重要性も、練習を重ねるうちに少しずつ理解できるようになりました。

おそらく、今後もヨガの実践が深まるにつれて、「この本のこの部分は、こういうことだったのか!」と再発見する瞬間があるでしょう。そのたびに、また読み返したくなる本です。

2. ヨガの目的を見失わないために

アーサナの上達を目指していると、つい「もっと難しいポーズを取れるようになりたい」と思ってしまうことがあります。でも、『ヨガの樹』に立ち返ると、ヨガの目的は単に柔軟性や筋力を高めることではなく、心と体の調和にあることを思い出せます。

この本を繰り返し読むことで、「何のためにヨガをしているのか?」という問いに対する答えを、常にアップデートしていけるようにしたいと思います。

3. 自分のペースで進むことを忘れないために

本書では、ヨガの成長を「樹」に例えています。樹が育つには時間がかかるように、ヨガの実践もすぐに結果が出るものではありません。

焦らず、比べず、自分のペースで続けることが大切。もし「うまくできない」と感じることがあったら、この本に戻ってきて、ヨガの成長が少しずつ進むものだということを思い出したいと思います。

まとめ

• これから実践していきたいこと

• ヤマ・ニヤマを日常生活に取り入れる。

• ポーズの完成度ではなく、感覚を大切にする。

• 呼吸の質を高め、ヨガの中でも日常生活でも意識する。

• 繰り返し読んで再発見し続けること

• 自分の成長とともに、新しい気づきを得る。

• ヨガの本来の目的を忘れないために読み返す。

• 焦らず、自分のペースで進むことを思い出す。

『ヨガの樹』は、私のヨガの実践に寄り添いながら、何度も読み返したくなる本になりました。これからも、この本とともにヨガを深めていきたいと思います。

『ヨーガの樹(The Tree of Yoga)』B.K.S.アイアンガー著より…4

『ヨガの樹』から学ぶ実践のヒント

はじめに

B.K.S.アイアンガーの『ヨガの樹』では、ヨガを一本の樹に例え、その成長の過程を根・幹・枝・葉・花・実という構造で説明しています。これまでの記事では、この比喩の意味やヨガの成長プロセスについて詳しく見てきました。

では、実際のヨガの練習において、私たちはこの知識をどのように活かせるのでしょうか?本記事では、『ヨガの樹』から学べる実践のヒントを紹介し、日々の練習やライフスタイルの中でどのようにヨガを深めていくかについて考えていきます。

① 根を育てる – ヨガの基盤を整える(ヤマ・ニヤマ)

日常生活の中での実践ポイント

ヤマ(禁戒)とニヤマ(勧戒)は、ヨガの根となる倫理的な指針です。これらを意識することで、日々のヨガの実践がより深く、安定したものになります。

• アヒムサ(非暴力) → 自分に対しても優しくする。ポーズがうまくできないとき、自分を責めずに受け入れる。

• サティヤ(正直) → ヨガの練習で無理をしない。自分の身体の状態を正直に観察する。

• サントーシャ(知足) → できる範囲の練習に満足し、比較せず、自分のペースを大切にする。

ヤマ・ニヤマを実生活に取り入れることで、ヨガは単なるエクササイズではなく、ライフスタイル全体へと広がっていきます。

② 幹を強くする – アーサナ(ポーズ)の意識を深める

身体の動きだけでなく、心の状態を観察する

アーサナは、単なる体のポーズではなく、心と体をつなぐためのツールです。ポーズを取るとき、以下のようなポイントを意識すると、より深い気づきを得られます。

• 努力とリラックスのバランスを取る → 余計な力みをなくし、無理なく心地よくポーズを取る。

• 呼吸と動きを連動させる → アーサナを呼吸とともに行うことで、体と心の統一感を高める。

• どこに意識を向けるべきか?を考える → ポーズの中で、どの部分が活性化し、どこがリラックスしているかを観察する。

アーサナを単なる動作ではなく、「体の使い方と心の状態を観察する場」として捉えることで、ヨガの質が大きく変わります。

③ 枝を広げる – 呼吸を意識する(プラーナーヤーマ)

呼吸を意識することがヨガの質を高める

ヨガにおいて、呼吸は「生命エネルギー(プラーナ)」を循環させる重要な役割を持ちます。呼吸を意識することで、ポーズの安定感が増し、心の静けさを得ることができます。

• 日常の中でも呼吸を意識する → ヨガの時間だけでなく、日々の生活の中で呼吸を意識的におこなう。

• どんな呼吸をしているか?→ ポーズを取るとき、どんなボリュームの呼吸をしているか感じる。

• ゆっくりとした呼吸を保つ → ポーズの難易度が上がっても、呼吸を止めずにスムーズに行うことを意識する。

まとめ

1から3を心がけ実践していくことで、もっと先の感覚への進化が進んでいけたらと思います。

日常生活の中で、小さな実践を積み重ねることで、ヨガはより豊かなものになるように。

次回は、『ヨガの樹』を読んでのまとめを紹介します。

『ヨーガの樹(The Tree of Yoga)』B.K.S.アイアンガー著より…3

『ヨガの樹』の比喩的表現– ヨガの成長プロセス

はじめに

ヨガを続けていると、「今、自分のヨガはどこに向かっているのだろう?」と考えることがあります。初心者の頃はポーズを取ることに一生懸命になりがちですが、練習を重ねるうちに、ヨガにはもっと深い側面があることに気づくようになります。

B.K.S.アイアンガーの『ヨガの樹』では、ヨガの成長プロセスを一本の樹に例えています。この比喩はとても分かりやすく、ヨガの各要素がどのように関連し、成長していくのかを理解するのに役立ちます。

今回は、「ヨガの樹」という考え方をもとに、ヨガがどのように成長し、どのように深まっていくのかについてお話しします。

「ヨガの樹」の構造

アイアンガーはヨガの成長を一本の樹(Tree)として表現しました。これは、ヨガの実践がどのように発展し、最終的にどこへ向かうのかを示しています。

🌱 根(ヤマ・ニヤマ) – ヨガの基盤となる倫理的な指針

ヨガの樹の「根」にあたるのは、ヤマ(禁戒)とニヤマ(勧戒)です。

これらは、ヨガの精神的な基盤を支える重要な教えであり、しっかりと根付かせることで、ヨガの成長が安定します。

• ヤマ(禁戒) – 他者との関係性を整える倫理(社会的)

1. アヒムサ(非暴力) – 自分や他人に優しくする

2. サティヤ(正直) – 正直に生きる

3. アスティヤ(不盗) – 必要以上に求めない

4. ブラフマチャリヤ(禁欲) – 執着を減らす

5. アパリグラハ(不貪) – 物質的な執着を手放す

• ニヤマ(勧戒) – 自分自身との関係性を整える習慣(個人的)

1. シャウチャ(清浄) – 身体と心を清潔に保つ

2. サントーシャ(知足) – ありのままを受け入れる

3. タパス(精進) – 継続的な努力をする

4. スワディヤーヤ(学習) – 自己を知り、学び続ける

5. イシュワラ・プラニダーナ(信愛) – 自然の流れを信じる

これらの根がしっかりと育つことで、ヨガの実践はより安定し、深みを増していきます。

🌿 幹(アーサナ) – ヨガの身体的な実践

樹の「幹」にあたるのが、私たちが日々練習しているアーサナ(ポーズ)です。

• 幹は樹の中心となり、根(ヤマ・ニヤマ)から栄養を吸収し、枝や葉へとエネルギーを運びます。

• アーサナを通じて体を整えることで、心の安定も得られ、ヨガの成長が進んでいきます。

ただし、アーサナだけに集中しすぎると、バランスが崩れます。根(ヤマ・ニヤマ)がしっかりしていなければ、幹(アーサナ)は十分に成長しません。

🍃 枝(プラーナーヤーマ) – 呼吸のコントロール

ヨガの樹が成長すると、枝が広がり始めます。この枝にあたるのがプラーナーヤーマ(呼吸法)です。

• 呼吸は、生命エネルギー(プラーナ)を体に巡らせる重要な要素。

• アーサナと呼吸を連動させることで、心の安定が深まる。

• プラーナーヤーマを実践することで、体内のエネルギーの流れを整え、より深い瞑想へと進む準備ができる。

呼吸は私たちの心の状態を映し出す鏡のようなものです。落ち着いた呼吸を意識することで、心の揺らぎも抑えられます。

🍂 葉(プラティヤハーラ) – 感覚の制御

葉は太陽の光を受けて、エネルギーを作り出します。同じように、プラティヤハーラ(感覚の制御)は、私たちの意識を外の刺激から内側へ向ける役割を果たします。

• 普段の生活では、視覚・聴覚・触覚などの感覚に振り回されやすい。

• プラティヤハーラを実践することで、外の情報に影響されず、心を落ち着かせることができる。

感覚を制御することで、より深い集中と瞑想に入る準備が整います。

🌸 花(ディヤーナ) – 瞑想

花は樹の成長の象徴であり、美しさを表します。

ヨガにおいて、瞑想(ディヤーナ)は、心が静まり、深い集中状態に入ることを意味します。

• ここまでの段階(根・幹・枝・葉)が整うことで、自然に瞑想へと導かれる。

• 瞑想を通じて、自分自身の内側にある静けさとつながる。

瞑想は単なる「座る行為」ではなく、日々のヨガの積み重ねの結果として生まれるものです。

🍎 実(サマーディ) – ヨガの最終的な目的

最後に、樹が完全に成熟し、果実が実る段階がサマーディ(悟り)です。

• これは、個人の意識が完全に調和し、心と体、魂が一体となる状態。

• 日常生活の中でも「平穏な心」を持ち続けることができるようになる。

ただし、サマーディはゴールではなく、ヨガの樹は常に成長し続けるものです。

まとめ

• 根(ヤマ・ニヤマ) → 倫理的な基盤を整える

• 幹(アーサナ) → 身体を鍛え、整える

• 枝(プラーナーヤーマ) → 呼吸をコントロールし、エネルギーを高める

• 葉(プラティヤハーラ) → 感覚を制御し、内側へ意識を向ける

• 花(ディヤーナ) → 瞑想を深め、心を静める

• 実(サマーディ) → 最終的な調和と悟り

このように、ヨガは一つの要素だけでなく、全体がバランスよく成長することで、深い気づきへとつながります。

次回は、『ヨガの樹』から学ぶ実践のヒントについてお話ししていきます!

「ヨーガの樹」Tree of yoga:B.K.S.アイアンガー著…2

努力・気づき・喜び〜ヨガを深める3ステップ

はじめに

ヨガの練習を続けていると、ふと「どうして私はこんなに頑張っているのだろう?」と感じる瞬間があります。ポーズが思うように取れなかったり、集中できなかったりすると、つい焦りや迷いが生まれたりもします。

B.K.S.アイアンガーは『ヨーガの樹』の中で、ヨガの成長には 「努力(Effort)・気づき(Awareness)・喜び(Joy)」 の3つの段階があると述べています。これは、単にヨガのポーズだけでなく、人生そのものにも通じる考え方です。

今回は、この3つのステップについて詳しく掘り下げながら、どのように実践に活かせるのかを考えてみます。

① 努力(Effort) – ヨガの最初の一歩

ヨガの練習を始めたばかりの頃は、体が思うように動かず、「とにかく頑張らなければ」と感じることが多いものです。

努力が必要な理由

• 体の柔軟性や筋力が十分でない場合、最初はポーズを取るだけでも大きな努力が必要になる。

• 正しいアライメントを意識しながら練習するには、集中力と根気が求められる。

• ヨガの基本的な哲学や呼吸法を学ぶ過程も、最初は戸惑うことがある。

この時期は「頑張ること」が必要ですが、無理をしすぎると逆効果になる こともあります。アイアンガーは、「努力とは、単に力を入れることではなく、適切な方向にエネルギーを向けること」と述べています。

適切な努力とは?

• 「がむしゃら」ではなく「意識的な努力」 をする。

• 身体の一部分に頼りすぎず、全身のバランスを考える。

• 呼吸を乱さず、落ち着いてポーズに入るようにする。

• 「どこに力を入れるべきか、どこを緩めるべきか」 を考えながら動く。

努力はヨガの基盤ですが、それだけでは十分ではありません。努力の中から「気づき」を得ることが、次のステップへ進む鍵になります。

② 気づき(Awareness) – 体と心を観察する

努力を続けていると、次第に「今のポーズでどの筋肉が使われているのか?」「どの部分が無理をしているのか?」と、内側に意識が向くようになります。これが「気づき(Awareness)」の段階です。

気づきが生まれる瞬間

• 以前は力任せにやっていたポーズが、「少し力を抜いた方が安定する」などと気づいたとき。

• 呼吸を意識することで、ポーズがより深まることを実感したとき。

• 体の動きだけでなく、心の状態にも目を向けられるようになったとき。

気づきを深めるためのポイント

• 身体のどこに余計な力が入っているのかを観察する。

→ 例えば、立位のポーズで肩に力が入っていないか?脚の力を均等に使えているか?

• 呼吸と動きを連動させる。

→ 呼吸が浅くなっていると感じたら、ポーズを見直してみる。

• ポーズの完成度ではなく、内面的な変化に目を向ける。

→ 形よりも、「このポーズをしていると、どんな感覚があるか?」を大切にする。

気づきが深まると、ヨガは単なる身体的なトレーニングではなく、心を整えるものへと変わっていきます。

③ 喜び(Joy) – ヨガが心地よくなる瞬間

努力を重ね、気づきが深まると、ふとした瞬間に「ヨガって気持ちいいな」と思うことが増えてきます。これが**「喜び(Joy)」**の段階です。

ヨガの喜びとは?

• ポーズがスムーズに取れたときの達成感

→ 以前は難しかったポーズが、自然にできるようになる瞬間。

• 体と心が一体となる感覚

→ 呼吸が深まり、余分な力が抜け、ポーズの中で安定している感覚。

• 努力が苦しくなくなり、練習そのものが楽しくなる

→ 「ヨガをやらなきゃ」ではなく、「ヨガをしたい」と思えるようになる。

喜びを深めるために大切なこと

• 努力しすぎず、リラックスすることを意識する。

• ポーズの完成を目指すのではなく、そのプロセスを楽しむ。

• 毎回の練習で、小さな変化を喜ぶ。

→ 「今日は少し呼吸が深まった」「昨日より安定感が増した」など。

喜びは、努力と気づきの積み重ねによって自然と生まれてくるものです。焦らず、自分のペースでヨガを続けることが大切です。

3つのステップを実践に活かす

この 「努力 → 気づき → 喜び」 の流れは、ヨガだけでなく、日常生活にも応用できます。

例えば、仕事や勉強でも最初は「努力」が必要ですが、続けていくうちに「気づき」が生まれ、やがて「喜び」へと変わります。大切なのは、無理をしすぎず、自分の成長を観察しながら進むこと です。

まとめ

• 努力(Effort) → 無理のない適切な努力をする。

• 気づき(Awareness) → 身体や心の変化を観察し、調整する。

• 喜び(Joy) → 練習そのものが心地よく、楽しくなる。

この3つを意識することで、ヨガの練習がより深まり、単なる運動ではなく、心身の統合へとつながるものになります。

次回は、『ヨガの樹』の比喩をさらに詳しく掘り下げ、「ヨガの成長プロセス」についてお話ししていきます!

『ヨーガの樹(The Tree of Yoga)』B.K.S.アイアンガー著より…1

『ヨーガの樹』とは? – B.K.S.アイアンガーの哲学に触れる

はじめに

ヨガを実践していると、次第に「ヨガとは単なるエクササイズではなく、もっと深いものなのでは?」と感じることがあるかもしれません。ポーズの完成だけでなく、呼吸や意識、内面的な変化が大切だと気づく瞬間が増えていくからです。

そんな中、B.K.S.アイアンガー著 『ヨガの樹(The Tree of Yoga)』 を再読し、ヨガの本質について改めて考える機会を得ました。この本では、ヨガの全体像を「樹」に例えながら、その奥深さを解説 しています。

今回は、この本が伝えようとしているヨガの哲学について紹介し、私自身の気づきをシェアしたいと思います。

『ヨガの樹』とは?

B.K.S.アイアンガーとは

本書の著者である B.K.S.アイアンガー(B.K.S. Iyengar) は、現代ヨガを語る上で欠かせない人物の一人です。アイアンガーヨガの創始者として、正確なアライメント(姿勢の整え方)や補助道具(プロップス)の活用を広め、世界中のヨガ実践者に影響を与えました。

彼の考え方は、「ヨガは体だけでなく、心や魂をも育むものである」という信念に基づいています。本書では、ヨガの全体像を 一本の樹 に例え、各要素がどのように結びついているのかを説明しています。

ヨガを「樹」として考える

アイアンガーは、ヨガを以下のような構造で説明しています。

• 根(ヤマ・ニヤマ) → 倫理的な基盤

• 幹(アーサナ) → 身体的な実践

• 枝(プラーナーヤーマ) → 呼吸のコントロール

• 葉(プラティヤハーラ) → 感覚の制御

• 花(ディヤーナ) → 瞑想

• 実(サマーディ) → 悟り

この比喩はとても分かりやすく、ヨガの成長プロセスを示しています。特に印象的だったのは、根(ヤマ・ニヤマ)がしっかりしていなければ、ヨガの成長も不安定になる という考え方です。

とかくアーサナ(ポーズ)がヨガの中心として認識されがちですが、実際には「倫理的な生き方」や「呼吸のコントロール」など、さまざまな要素が組み合わさることで、ヨガは本来の姿を保つのです。

「ヨガは身体、心、魂の統合である」

本書では、「ヨガは身体(Body)、心(Mind)、魂(Soul)の統合である」 という考え方が繰り返し語られています。

1. 身体(Body)

アーサナ(ポーズ)を通じて身体を整えることは、ヨガの最も基本的な要素です。しかし、アイアンガーは単なるフィットネスではなく、身体を動かすことで心を静め、より深い意識に入るための道具としてアーサナを捉えています。

2. 心(Mind)

ポーズを取る際、集中力や観察力が必要になります。ただ形を真似るのではなく、どこに力を入れるべきか、どこを緩めるべきかを 「感じ取る」 ことが求められます。これにより、心は内面へと向かい、落ち着きを取り戻すのです。

3. 魂(Soul)

ヨガの最終的な目的は、単なる体の動きではなく、自己の本質に触れることにあります。ポーズを通じて気づきを深め、呼吸を通じて心を整え、瞑想を通じて内面の静けさを見つける。このプロセスを経ることで、魂(本質)とつながることができるとアイアンガーは説いています。

本書を読んで気づいたこと

本書を読んで、私自身のヨガの実践に対する考え方を再考しました。

1. ヨガはポーズだけではない

日々アーサナの練習をしていると、「より深い前屈をしたい」「もっとバランスを取りたい」「より難しいアサナもしたい」といった技術的な目標に意識が向きがちです。しかし、それだけではヨガの本質を見失ってしまう可能性があります。

アイアンガー師が強調するように、ポーズの目的は「完成させること」ではなく、「そこに至るプロセス」である という視点を持つことが大切だということです。

2. 生活の中でもヨガを実践する

ヨガの実践はマットの上だけにとどまりません。ヤマ(禁戒)・ニヤマ(勧戒)といった倫理的な指針を日常生活に取り入れることで、ヨガの根がしっかりと張られ、心身のバランスが整います。

例えば、

• アヒムサ(非暴力) → 自分自身に優しくする、ネガティブな思考を手放す

• サティヤ(正直) → 自分に正直でいる、他人と比較しない

• サントーシャ(知足) → 今の自分に満足し、感謝の気持ちを持つ

こうした小さな意識の変化が、ヨガの実践をより深いものにしてくれると感じました。

まとめ

B.K.S.アイアンガーの 『ヨガの樹』 は、単なるヨガの技術書ではなく、「ヨガとは何か?」を深く探求するための哲学書 です。

• ヨガは「一本の樹」のように成長する

• 身体、心、魂の統合が重要

• ポーズだけでなく、生活の中でもヨガを実践することが大切

これらの学びを活かしながら、これからのヨガの練習や指導に取り組んでいけたらと思います。

次回の記事では、本書で語られる 「努力・気づき・喜び(Effort, Awareness, and Joy)」 について、さらに詳しく掘り下げていきます!

【第5回】「閉経期の健康管理に役立つヨガの効果」

テーマ:ヨガが閉経期の女性の身体と心に与える効果について

閉経期は、女性にとって体の変化だけでなく、心のバランスにも影響を与える時期です。この時期に、自分の体と心を整える方法としてヨガはとても効果的です。ヨガは、ホルモンバランスをサポートし、筋力を維持し、不安感を和らげるなど、さまざまな健康効果があります。

今回は、閉経期の健康管理におけるヨガの効果について詳しく解説し、具体的なポーズも紹介します。

1. ヨガが閉経期に効果的な理由

ヨガは、呼吸法、体の動き、瞑想を組み合わせることで、体と心の両方に良い影響を与えます。閉経期の女性がヨガを取り入れることで、以下のような効果が期待できます。

1-1. ホルモンバランスのサポート

ヨガは、自律神経を整える効果があります。自律神経は、ホルモン分泌を調整する役割を持っており、ヨガを行うことでホルモンバランスの乱れを改善するのに役立ちます。

1-2. 骨密度の維持

閉経後の女性は骨粗しょう症のリスクが高まりますが、ヨガには骨に負荷をかける動作が含まれているため、骨密度を維持するのに役立ちます。

1-3. 筋力の維持と柔軟性の向上

ヨガは、筋力を強化し、関節の柔軟性を高める効果があります。閉経後の女性は筋力低下が進むため、日常生活の動作を楽にするためにも筋力維持が重要です。

1-4. 不安感やストレスの軽減

ヨガの呼吸法と瞑想は、心を落ち着かせ、不安感を和らげる効果があります。閉経期は精神的な不調が現れることが多いため、ヨガを通じてリラックスする時間を持つことが重要です。

2. 閉経期におすすめのヨガのポーズ

以下のヨガのポーズは、閉経期の女性に特に効果的です。

2-1. スプタ・バッダ・コナーサナ(仰向け合せきのポーズ)

このポーズは、骨盤周りを開き、リラックスさせる効果があります。また、腹部を開くことで、ホルモンバランスの調整に役立ちます。

やり方:

1. 仰向けになり、両膝を曲げて足裏を合わせます。

2. 両手は自然に体の横に置き、呼吸を整えます。

2-2. アド・ムカ・シュヴァーナーサナ(下向きの犬のポーズ)

このポーズは、背骨を伸ばし、血行を促進する効果があります。また、肩や背中のこりをほぐし、気持ちを前向きにさせます。

やり方:

1. 四つん這いになり、手と足を床にしっかりとつけます。

2. お尻を上に持ち上げ、背中を伸ばします。

2-3. ヴィパリタ・カラニ(脚上げのポーズ)

このポーズは、むくみを解消し、リラックス効果があります。血液の循環を良くし、気持ちを落ち着かせるのに役立ちます。

やり方:

1. 壁の近くに仰向けになり、脚を壁に向かって上げます。

2. 両手は体の横に置き、リラックスします。

3. ヨガを取り入れる際の注意点

ヨガを始める際には、次の点に注意しましょう。

• 無理をしない:体調に合わせて、自分のペースで行いましょう。

• 呼吸を意識する:ポーズを取ることよりも、深い呼吸を意識することが大切です。

• リラックスを優先する:ヨガの時間を、自分を癒す時間と考えましょう。

4. まとめ

閉経期にヨガを取り入れることで、ホルモンバランスのサポート、骨密度の維持、筋力の強化、そして不安感の軽減が期待できます。

ヨガは、体のケアだけでなく、心のケアにも効果的です。自分の体と心に優しく向き合う時間を持つことで、閉経期を前向きに乗り越えることができます。

次回は、閉経後の栄養と食事のポイントについて解説します。